東北学院大学

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経済学部 共生社会経済学科

教員紹介

佐藤 滋 准教授

専門分野
  • 財政学、比較福祉国家論、イギリス福祉国家のグローバルヒストリー
研究キーワード
  • 不平等、格差・貧困、最低所得保証、租税抵抗、債務国家
担当授業
  • 地方財政論Ⅰ・Ⅱ、研究と発表の技法、総合演習、演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
代表的著作
  • 「イギリスの福祉財政──最低生活費保障と社会的包摂のあいだ」『福祉財政』ミネルヴァ書房、2018年。
  • 「イギリス帝国の『福祉国家』構想──マラヤ、シンガポールにおけるベヴァリッジ報告の『受容』と国家積立基金制度の形成」『国際政治』191号
  • 『租税抵抗の財政学──』岩波書店、2014年。
教員からのメッセージ

日本は、世界で第三位の経済大国です。世界に200カ国程度の国があることを思えば、これは驚異的なことと言えるかもしれません。ですが、経済的な豊かさは直接、人々の幸せにはつながりません。現に、日本の貧困率は世界でトップクラス。大変生きにくい国としても知られています。また、自殺者も毎年3万人程度います。特に「経済問題」を背景とした自殺が、ここ20年ほど顕著に増加してきたことには注目してよいでしょう。日本は経済大国であると同時に、大きな格差や貧困を抱えている国でもあるわけですね。

それはなぜか。これには、雇用の劣化、家族の変容、地域の解体など、様々な事柄が影響していますが、僕が担当する地方財政論では、政府や自治体が実施する政策、すなわち、公共政策を論じる立場からこの問題に答えようと思います。人類史上、未曾有の財政赤字を抱えるなかで、人々の生活を支える国や自治体の姿はどうあるべきか。極めて大きな課題ではありますが、その分やりがいもあります。

社会が抱える課題と格闘し、人々の生活の礎となる学を構想すること。僕が尊敬する学者はこれを、「闘う社会科学」と呼びました。知的でスリリングな学問を、ぜひ一緒に楽しみましょう!

教員ウェブサイト(学外)